アコースティックエミッション(AE)試験サービスとは
AE試験は、材料内部の変形や亀裂進展時に発生する弾性波(超音波領域)を検出し、構造物の健全性を評価する非破壊検査技術です。圧力容器や配管の供用中監視に最適で、開放検査では必須となる操業停止を回避しながら、亀裂の発生位置・進展速度をリアルタイムで把握できます。プラントエンジニアにとって、開放検査周期の延長申請を行う際の技術的根拠として極めて重要な検査手法となっています。
国内では石油エネルギー技術センター(PECJ)によるタンク底部腐食診断ガイドラインが策定されているほか、水素ステーション用複合圧力容器の供用中検査技術としても研究開発が進展しています。従来の超音波探傷試験(UT)が能動的に超音波を送信する手法であるのに対し、AE法は材料自身が発する弾性波を受動的に検出するため、稼働中の設備を停止せずに広範囲の監視が可能です。ただし、振動ノイズとの判別が技術的課題として指摘されており、専門的な解析技術を持つサービス企業の選定が成否を分けます。