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バイオ・ライフサイエンス 2026年更新

バイオバンク・生体試料保管サービス一覧

製薬企業・研究機関向けのバイオバンク・生体試料保管サービス提供事業者データベース。各施設の保管試料種別(血液・組織・DNA)、規模、品質認証情報を網羅し、臨床研究・創薬向け試料調達を効率化。

収録データ項目

施設名
保管試料種別
保管規模(検体数)
試料提供方式
品質認証
対象疾患領域
ゲノムデータ連携
所在地・拠点
研究実績
問い合わせ先

データプレビュー

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施設名保管試料種別保管規模(検体数)品質認証
バイオバンク・ジャパンDNA・血清27万人分ISO 9001、ISO 27001
東北メディカル・メガバンク機構DNA・血清・血漿・尿生体試料400万本
国立がん研究センター バイオバンク凍結組織・血液・DNA・RNA13万人以上
株式会社リプロセル凍結組織・FFPE・血液・DNA・RNA生体試料60万個以上
Cryoport Systems室温~極低温対応GMP・GCP・GCLP・ISO 20387・ISO 9001

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バイオバンク・生体試料保管サービス市場の現状

日本のバイオバンキング市場は2024年に約38億ドル規模に達し、2033年まで年率4.4%で成長が予測されています。製薬企業の創薬研究や個別化医療の進展に伴い、高品質な生体試料へのアクセスが競争力を左右する時代となりました。

現在、日本医療研究開発機構(AMED)が推進する「バイオバンク・ネットワーク ジャパン」には14の主要施設が参画し、バイオバンク・ジャパン(27万人)、東北メディカル・メガバンク(15万人)、ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク(42万検体)の三大バイオバンクを中心に、疾患特化型・地域コホート型の多様な試料が蓄積されています。これらは2019年にバイオバンク横断検索システムで一括検索可能となり、研究者の利便性が大幅に向上しました。

一方で、従来の公的バイオバンクは「共同研究のみ」という制約や申請に2ヶ月を要する手続きの煩雑さから、製薬企業は海外バイオバンクからの調達を選ぶケースも少なくありませんでした。この課題に対し、リプロセルのような民間バイオバンクは4大陸60万検体の商用分譲体制を構築し、迅速な試料供給を実現しています。また、Cryoport SystemsはGMP準拠の受託保管サービスで再生医療・バイオ医薬品企業の厳格な品質要件に応えています。

技術面では、全自動試料保冷庫やLIMS連携による入出庫管理、液体窒素下-180℃での長期保存、到着後6時間以内の凍結処理といった品質管理が標準化されつつあります。さらに、ゲノムデータとの統合解析、AIによるデータ分析、ブロックチェーンを用いたトレーサビリティ強化など、バイオバンキングのデジタル化も急速に進展しています。

製薬企業の研究開発部門が試料調達先を選定する際は、(1)試料提供方式(分譲 vs 共同研究限定)、(2)申請から提供までのリードタイム、(3)品質認証(ISO、GMP等)、(4)臨床情報の詳細度、(5)ゲノムデータとの連携可否、の5軸で比較検討することが推奨されます。大学バイオバンクの手続き負担を回避したい場合は商用サービス、公的研究費での共同研究が前提なら三大バイオバンク、再生医療等製品の治験用試料ならGMP準拠施設、といった使い分けが実務では一般的です。

今後は、国際標準(ISO 20387等)への適合、希少疾患・アジア人種特有の遺伝的背景を持つ試料の充実、そしてデータ駆動型創薬に対応したマルチオミクス解析基盤の整備が、競争優位性を決定づける要素となるでしょう。

よくある質問

Q.大学バイオバンクと商用バイオバンクの使い分けは?

大学バイオバンクは共同研究契約が前提で申請に2ヶ月程度かかりますが、公的研究費での利用や論文化での共著が期待されます。商用バイオバンク(リプロセル等)は直接購入可能で納期が短く、企業の社内研究に適していますが、試料単価は高めです。研究費の性質と納期要件で選択するのが一般的です。

Q.このデータセットの試料情報の鮮度は?

本データは各施設の公開情報をもとに構成されています。保管検体数や提供方式は各施設が随時更新するため、最新の在庫状況や提供条件は必ず各施設に直接確認してください。AMEDバイオバンク横断検索システムでリアルタイムの在庫を検索することも可能です。

Q.海外バイオバンクとの比較優位性は?

日本のバイオバンクはアジア人種特有の遺伝的背景を持つ試料を豊富に保有しており、日本人対象の創薬研究には不可欠です。一方、欧米バイオバンク(UK Biobank等)は規模と多様性で優位です。研究対象集団の人種構成に応じて使い分けることが重要です。

Q.倫理審査・インフォームドコンセントの取得状況は?

日本の主要バイオバンクは全てIRB承認とインフォームドコンセント取得を前提に運営されています。ただし、研究利用に際しては利用側の所属機関でも倫理審査が必要です。各施設の提供規約に倫理審査要件が明記されていますので、申請前に必ず確認してください。

Q.試料の品質保証はどの程度期待できる?

ISO 9001認証施設では品質管理体系が文書化され、液体窒素下-180℃保存や到着後6時間以内の凍結処理が標準化されています。GMP準拠施設は医薬品製造レベルの品質管理を実施しています。ただし、ドナーの個体差や採取時の条件による品質ばらつきは避けられないため、パイロット試験での品質確認を推奨します。