グローバルCRO市場の全体像
グローバルCROサービス市場は2024年に855億ドル規模に達し、2032年には1,755億ドルへと成長が見込まれています(CAGR 9.6%)。北米が50.19%のシェアでリードし、アジア太平洋地域の成長が加速しています。
主要CROグループの集約状況
度重なるM&Aにより、グローバルCROは現在6〜7グループに集約されています。
| グループ | 主な統合・買収 | 強み |
|---|---|---|
| IQVIA | Quintiles + IMS Health (2016) | データサイエンス・RWD |
| ICON | PRA Health Sciences統合 (2021) | オンコロジー・グローバル治験 |
| PPD | Thermo Fisher傘下 (2021) | ワクチン・感染症 |
| Fortrea | Labcorpからスピンオフ (2023) | デセントラライズド治験 |
日本CRO市場の特徴
日本CRO市場は約1,866億円規模で、国際共同治験の比率が年々上昇しています。日本発のCROとしてはシミック(2,474名)が最大手で、日本初のCROビジネスを開始したパイオニアです。グローバルCROの日本法人ではPPDとParexelがそれぞれ約1,000名規模で展開しています。
CRO選定の重要ポイント
- 領域専門性
- オンコロジー、CNS、感染症など、対象疾患領域での受託実績を確認
- Phase対応力
- Phase I〜IVの各段階での実行能力。FIH(First-in-Human)対応の有無
- 規制対応
- FDA、EMA、PMDAなど各国規制当局への申請実績
- データ基盤
- EDC/eClinicalシステムの導入状況、RWDアクセス能力