CxO・経営幹部採用におけるエグゼクティブサーチの重要性
CEO・CFO・CTO等の経営幹部採用は、企業の将来を左右する最重要の意思決定です。ビズリーチ等の求人媒体では対応が困難な非公開案件、転職市場に顕在化していないトップタレント、グローバルな候補者プールへのアクセスが必要な場合、専門のエグゼクティブサーチ会社の活用が不可欠となります。
日本市場には、世界5大ファーム(コーン・フェリー、ハイドリック・アンド・ストラグルズ、スペンサー・スチュワート、エゴン・ゼンダー、ラッセル・レイノルズ)に加え、日系専業会社も複数存在し、それぞれ異なる強みを持っています。
グローバルファームと日系ファームの違い
| 比較項目 | グローバル5大ファーム | 日系専業ファーム |
|---|---|---|
| グローバルネットワーク | 50カ国以上に拠点、クロスボーダーサーチに強み | 国内ネットワーク中心、アジア展開あり |
| クライアント構成 | Fortune1000企業・外資系日本法人が中心 | 日系上場企業・成長企業が7割以上 |
| 候補者データベース | グローバル人材・海外在住日本人に強み | 国内エグゼクティブ層の網羅性が高い |
| 報酬水準 | リテーナー型、理論年収の30-35%が標準 | 成功報酬型とリテーナー型の両方 |
エグゼクティブサーチ活用のベストプラクティス
最も成功確率が高いのは、グローバルファーム1社+日系ファーム1-2社の並行活用です。グローバルファームは海外在住者や外資系出身者、日系ファームは国内エグゼクティブ層へのリーチが強く、候補者プールが補完的だからです。
「サントリーHD、資生堂、LIXIL、武田薬品工業など、日本を代表する企業がCEOをエグゼクティブサーチで招聘した事例が2010年代以降増加しており、経営幹部の外部登用が一般化しつつあります。」
フィー体系と契約形態
- リテーナー型(Retained Search)
- 着手時・中間・成功時の3回に分けて支払い。理論年収の30-35%が標準。グローバルファームや大型案件で一般的。専任でサーチを行うため質が高い。
- 成功報酬型(Contingency)
- 採用決定時のみ支払い。理論年収の25-30%が標準。日系ファームに多い。複数社並行活用が可能だが、コンサルタントの優先度は相対的に低くなる。
選定時に確認すべきポイント
- 業界専門性: 自社業界での経営幹部採用実績、業界ネットワークの深さ
- コンサルタントの経験: 担当コンサルタントの経験年数、過去の類似案件実績
- 守秘義務とオフリミット: 競合他社への同時アプローチ制限ポリシー
- 評価プロセス: リファレンスチェック、アセスメントの品質
- グローバル対応力: 海外拠点との連携体制、クロスボーダーサーチ実績