消防設備点検業者とは
消防設備点検業者は、消防法第17条の3の3に基づき、ビル・マンション・商業施設・工場などに設置された消火器、自動火災報知設備、スプリンクラー、誘導灯などの消防用設備について、法定点検を実施する専門事業者です。6ヶ月に1回の機器点検と年1回の総合点検を行い、所轄消防署への報告義務を代行します。
業者選定の際は、消防設備士または消防設備点検資格者の在籍、対応エリア、24時間緊急対応体制、実績を確認することが重要です。業界は能美防災(セコムグループ)、ホーチキなどの大手メーカー系列と、地域密着型の中小事業者で構成され、市場規模は約5,000億円に達します。
一般財団法人日本消防設備安全センターや各都道府県の消防設備協会が「点検済表示登録会員」制度を運営しており、一定の審査基準をクリアした事業者が登録されています。登録事業者は有資格者の雇用、必要な機器工具の保有などの要件を満たしており、信頼性の高い点検サービスを提供しています。
点検未実施の場合、30万円以下の罰金または拘留が科されるほか、火災発生時の損害賠償責任を問われるリスクがあります。適切な業者選定により、法令遵守とリスク管理を両立させることが可能です。