FSSC 22000認証取得工場データベース:食品安全のグローバル基準
FSSC 22000(Food Safety System Certification 22000)は、ISO 22000をベースにGFSI(国際食品安全イニシアチブ)が承認した食品安全マネジメントシステムの国際規格です。日本国内では2025年現在、3,426件の認証が取得されており、これは世界全体の約10%を占めています。
FSSC 22000の認証を取得している企業は、単なるHACCPの実践を超えた、包括的な食品安全管理体制を構築していることを意味します。認証範囲は食品製造、食品包装材、ケータリング、動物飼料など8つのカテゴリーに及び、フードチェーン全体における安全性を担保します。
なぜFSSC 22000認証企業リストが重要か
食品メーカーの調達・品質管理部門にとって、FSSC 22000認証は取引先選定の重要な判断基準となります。大手流通業者や小売業者の多くが、納入業者に対してGFSI承認規格の取得を取引要件として求めており、FSSC 22000はその代表的な選択肢です。認証取得企業との取引により、二者監査の負担軽減、サプライチェーンリスクの低減、コンプライアンス対応の効率化といった実務的なメリットが得られます。
日本企業の認証取得トレンド
2010年代以降、大手飲料メーカーや流通業がGFSIの考え方に賛同し、取引先への認証取得を推進したことで、日本国内での取得が加速しました。森永乳業は2021年3月までに国内全24生産拠点で認証を完了し、キユーピーはグループの国内外すべての生産拠点で取得を達成しています。ニッスイ、キッコーマン、アサヒグループ食品といった大手食品企業も複数の工場で認証を取得しており、食品産業全体での標準化が進んでいます。
認証の厳格性と継続的改善
FSSC 22000の特徴は、バージョンアップの頻度が高いことです。ISO規格が10年単位で改訂されるのに対し、FSSC 22000は1〜2年でバージョンアップが行われ、最新の食品安全リスクに対応しています。2023年4月にはVer.6.0への改訂が行われ、2025年3月末までに移行が完了しました。また、3年に1度以上の非通知審査(予告なし監査)が義務付けられており、認証維持には継続的な管理体制の運用が求められます。
認証取得工場の探し方
FSSC 22000財団が提供する公式のPublic Registerでは、世界中の認証取得組織を検索できます。日本国内の認証機関としては、JQA(日本品質保証機構)、JMA(日本能率協会)、SGS Japan、TÜV Rheinland、DNV、ペリージョンソンレジストラーなどが審査を実施しており、各機関の審査登録情報も参照可能です。業種別、地域別、製品カテゴリー別での絞り込み検索により、自社のニーズに合致したサプライヤー候補を効率的にスクリーニングできます。