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エネルギーインフラ 2026年更新

水素パイプライン・インフラ整備に取り組む企業一覧

水素パイプラインの設計・建設・運営を行う国内外の主要企業リストです。既存ガスパイプラインの転用技術、専用水素配管の新設、高圧水素輸送技術、地下貯蔵連携など、水素サプライチェーンのインフラ基盤を提供する事業者を網羅的に掲載しています。

収録データ項目

企業名
本社所在国
パイプライン総延長
主要プロジェクト
技術タイプ
稼働時期
対応圧力範囲
貯蔵施設連携
製鉄・化学向け供給
既存管転用/新設

データプレビュー

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企業名本社所在国パイプライン総延長主要プロジェクト
Air Liquideフランス米国700km、欧州200km米国湾岸ネットワーク、ドイツthyssenkrupp Steel接続
Snamイタリア2,300km(2030年水素専用化予定)SoutH2 Corridor(北アフリカ-欧州3,300km)
川崎重工業日本水素サプライチェーン構築支援(タンク・パイプライン)
東京ガス日本晴海FLAG(日本初・住商施設向け水素パイプライン供給)
NTTアノードエナジー日本既設管路60万km(通信用管路活用)東京都空港臨海部、姫路エリア6社協業

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水素パイプライン・インフラ整備に取り組む企業一覧

水素経済への移行において、大規模な水素輸送・供給インフラは不可欠です。本データベースは、水素パイプラインの設計・建設・運営を行う国内外の主要企業を網羅しています。

グローバル市場の動向

水素パイプライン市場は2024年の1億5,470万ドルから、2025年には51億ドル、2035年には272億ドルへと年平均成長率60%で急拡大する見通しです。欧州では2030年までに11,600km、2040年には40,000kmのパイプライン網整備が計画されており、このうち約8割が2030年までに運用開始予定です。

主要プレイヤーと技術トレンド

既存の天然ガスパイプライン事業者が水素対応化を進める一方、通信インフラや電力網を持つ異業種企業も参入しています。技術面では、既存パイプラインの転用(約52%が転用計画)とRTP(強化熱可塑性パイプ)などの新素材開発が並行して進んでいます。Air Liquideは米国湾岸で700km超のネットワークを運営し、Spindletop地下貯蔵施設と直結。Snamは北アフリカから欧州へ3,300kmの専用水素回廊「SoutH2 Corridor」を主導し、年間400万トンの輸入能力を目指しています。

日本国内の取り組み

日本では東京ガスが2024年3月に晴海地区で国内初の住宅・商業施設向け水素パイプライン供給を開始。NTTグループは通信用管路60万kmを活用した水素配管網の実現可能性調査を東京都と協業で実施中です。川崎重工業は2030年度に4,000億円の水素事業規模を計画し、パイプラインを含むインフラ支援を展開。JFEスチールは高圧水素パイプラインの国内基準化に向けた研究開発をNEDO事業として推進しています。

地域別の進展状況

欧州はEuropean Hydrogen Backbone構想のもと、ドイツが9,040kmのパイプライン網を政府承認し、既存インフラの転用と新設を組み合わせて推進。中東ではオマーンが南北1,000kmの水素パイプラインを計画し、サウジアラビアは世界最大の水素供給国を目指しています。北米では米国が既存1,600kmの水素ライン網を持ち、HyBlendイニシアチブで既存天然ガスパイプラインへの水素混入技術を開発中。Enbridgeはカナダで北米初の2.5MWパワー・トゥ・ガス施設を運営し、既存ガス網への2%水素ブレンディングを実施しています。

よくある質問

Q.水素パイプラインと天然ガスパイプラインの違いは?

水素は天然ガスより分子が小さく、金属材料への水素脆化リスクがあるため、配管材料の適合性評価が必要です。既存パイプラインの約52%は適切な評価・改修で転用可能とされ、新素材(RTP等)も開発されています。日本ではJFEスチールらが1MPa以上の高圧水素パイプラインの国内基準化研究を進めています。

Q.水素パイプライン市場の規模と成長性は?

市場規模は2024年の約1.5億ドルから2025年には51億ドル、2035年には272億ドルへと年率60%で成長する見通しです。現在、世界で約5,000マイル(約8,000km)の水素パイプラインが稼働中ですが、2030年までに約33,000kmが新設・転用される計画です。欧州が総延長の約8割を占めています。

Q.主要な国際パイプラインプロジェクトは?

SoutH2 Corridor(北アフリカ-イタリア-オーストリア-ドイツ、3,300km、年間400万トン輸入能力)、European Hydrogen Backbone(欧州28カ国、2040年までに40,000km)、ドイツ国内水素網(9,040km、政府承認済み)、オマーン南北パイプライン(1,000km)などが代表的です。既存インフラの転用と新設を組み合わせてコストを最適化しています。

Q.日本国内の水素パイプラインプロジェクトは?

東京ガスが2024年3月に晴海地区で日本初の住宅・商業施設向け水素パイプライン供給を開始。NTTグループは既設通信管路60万kmを活用した水素配管の実証調査を東京都と実施中。北九州市は2009年から約1.2kmの水素パイプライン実証を継続しています。政府は2030年に水素300万トン、2050年に2,000万トンの導入目標を掲げています。