日本のロボットSIer市場
日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)には220社以上が加盟しており、ロボットメーカー系大手から専門特化型の中小企業まで多様なプレイヤーが存在します。ロボット導入を検討する製造業にとって、自社の課題に最適なSIerの選定が自動化成功の鍵です。
SIerの分類
| 分類 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| メーカー系 | 大規模生産システムに強み。自社ロボットとの親和性が高い | ファナック系、安川電機系 |
| 専門商社系 | 複数メーカーのロボットを横断的に提案可能 | 因幡電機産業 |
| 独立系(大手) | 年間100台以上の実績。設計〜製造のワンストップ対応 | FAプロダクツ、スターテクノ |
| 独立系(専門特化) | 特定工程・業界に深い知見。コスト競争力あり | 臼田精工、JPE |
工程別の対応状況
- 溶接(アーク・スポット)
- 最も導入実績が多い工程。SIerの技術力差が出やすい
- 組立・ハンドリング
- 協調ロボットの普及で中小企業への導入が加速
- 検査・品質管理
- AI画像認識との組み合わせで需要急増
- 研磨・バリ取り
- 力制御が必要な高難度工程。専門SIerが少ない
SIer選定の重要ポイント
経済産業省のガイドブックでは、企業規模ではなく総合力(納期・品質・対応力)で評価すべきとしています。大規模SIerにはできない柔軟な対応が中小SIerの強みであり、逆に大規模な生産ライン全体の設計は大手メーカー系が得意です。