産業廃棄物リサイクル処理業者の市場概況
日本の産業廃棄物処理市場は年間約5兆円規模であり、そのうちリサイクル・再資源化分野は約2.5兆円を占めます。環境省の統計によると、産業廃棄物処分業(中間処理)の許可件数は全国で11,353件あり、このうちリサイクルを主業とする事業者は約4,800社と推計されます。
製造業から排出される産業廃棄物の78.3%が中間処理を経由し、そのうち32.7%がリサイクルされています。業界ではTREホールディングス、ダイセキ、大栄環境などの大手が市場を牽引する一方、従業員10人以下の小規模事業者が全体の5割以上を占める構造となっています。
近年は脱炭素化を背景に、リチウムイオン電池のリサイクルや廃プラスチックの化学リサイクルなど、高付加価値な再資源化技術を持つ業者への需要が急増しています。処理業者の選定では、許可品目だけでなくリサイクル率や処理能力、対応エリアの広さが重要な判断基準となります。