ラストマイル配送クラウドソーシングプラットフォームとは
ラストマイル配送クラウドソーシングプラットフォームとは、荷物の配送が必要な荷主企業と、軽貨物ドライバーや運送事業者を直接マッチングするデジタルプラットフォームです。インターネットやGPS、スマートフォンアプリを活用し、配送リソースを効率的に引き合わせることで、EC需要の拡大や繁忙期の配送キャパシティ不足に対応します。
2026年度の日本国内市場は470億円規模に達すると予測されており、EC利用増による配送需要の拡大とドライバー不足の深刻化を背景に急成長しています。従来の固定契約による配送委託と異なり、スポット需要に柔軟に対応でき、最短数分で配送手配が完了するサービスも登場しています。
主な利用シーンとして、セール期間やキャンペーン時の短期的な需要急増、当日配送・即時配送ニーズへの対応、既存配送網の補完、地方や離島など配送カバー範囲の拡大などが挙げられます。軽貨物車両による小口配送から、2トン以上の一般貨物トラックまで対応し、常温・チルド・冷凍の3温度帯に対応するプラットフォームも存在します。
プラットフォームの種類は大きく3つに分類されます。①オンデマンド型(PickGo、ハコベル等)は依頼から数分で自動マッチング、②オペレーター仲介型(ハコブリッジ等)は24時間365日常駐スタッフが最適な配送業者を手配、③大手EC専用型(Amazon Flex等)は特定企業の配送業務を個人事業主に委託する形式です。
導入メリットとして、荷主側は配送手配や事務作業の負担軽減、繁忙期の柔軟な対応、中間マージン削減による適正価格での取引が可能です。ドライバー側は空車時間や復路の有効活用、スキマ時間での副収入獲得、案件選択の自由度が向上します。
市場動向では、登録ドライバー・運送事業者数は年々増加しており、主要プラットフォームでは数万人規模のネットワークを構築しています。ピックゴーは軽貨物50,000人、二輪20,000人、一般貨物2,000社、ハコベルは28,000人のドライバーが登録しています。配車成功率は99%を超えるサービスも存在し、物流インフラとして確立されつつあります。