不動産鑑定士事務所データベースの概要
日本全国には国土交通大臣登録75業者、都道府県知事登録3,149業者の計3,224業者の不動産鑑定業者が登録されています(2020年時点)。東京都が大臣登録45業者・知事登録750業者で最多、大阪府が大臣登録11業者・知事登録258業者と続きます。業界では不動産鑑定士20名以上を擁する事務所は全国で9社のみであり、日本不動産研究所・大和不動産鑑定・谷澤総合鑑定所の3社が「大手」と呼ばれています。
金融機関の担保評価や法人の減損会計では、専門分野・実績・対応スピードに応じた事務所選定が重要です。大手事務所は複数鑑定士によるチェック体制と組織的安定性が強みで、証券化や大型案件に対応します。一方、地域密着型の知事登録業者は地元の公的評価実績が豊富で、相続や中小規模の担保評価に強みを持ちます。業界全体の評価件数は固定資産税評価替えの年(3年ごと)に大きく増加し、大臣登録業者は知事登録業者の約9倍の評価件数をこなしています。
売上高ランキング上位には日本不動産研究所(約110億円)、大和不動産鑑定(約54億円)、谷澤総合鑑定所(約37億円)が位置し、J-REIT評価や証券化案件で実績を誇ります。公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会には47都道府県の協会が所属し、東北・関東甲信・九州沖縄など8地域に連合会が設置され、無料相談窓口も運営されています。このデータベースでは全国の登録業者を専門分野・対応エリア・実績規模で検索でき、金融機関や法人の担当者が最適な鑑定士事務所を効率的に発見できます。