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日本 エネルギー・電力 2026年更新

VPP(仮想発電所)アグリゲーター一覧

日本国内で分散型エネルギーリソース(太陽光、蓄電池、EV等)を遠隔統合制御し、電力需給調整市場で取引を行うVPPアグリゲーター企業の一覧。経産省VPP実証事業参加企業を中心に、リソースアグリゲーター、アグリゲーションコーディネーターの両役割を網羅。

収録データ項目

企業名
アグリゲーター種別
対応エネルギーリソース
サービスエリア
市場参加実績
実証事業参加年度
主要パートナー
公式サイト
特徴・強み
導入実績規模

データプレビュー

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企業名アグリゲーター種別対応エネルギーリソース市場参加実績
株式会社エナリス特定卸供給事業者(第1号認定)蓄電池、太陽光、コージェネ容量市場、需給調整市場(一次〜三次)
関西電力/E-Flow合同会社RA・AC兼任産業用蓄電池、自家発、生産設備
日本電気株式会社(NEC)リソースアグリゲーター太陽光、蓄電システム
大阪ガス株式会社リソースアグリゲーターエネファーム、家庭用蓄電池
豊田通商株式会社V2Gアグリゲーター電動車(EV/PHV)蓄電池

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日本のVPP(仮想発電所)アグリゲーター市場

VPP(Virtual Power Plant:仮想発電所)は、工場や家庭の太陽光発電、蓄電池、電気自動車(EV)などの分散型エネルギーリソース(DER)を、IoTとAIを活用して遠隔統合制御し、あたかも一つの発電所のように機能させる次世代エネルギーシステムです。

日本では経済産業省が2016年度から「VPP構築実証事業」を開始し、2020年度には10コンソーシアム・94事業者が参加するまでに拡大。2021年度以降は「蓄電池等分散型エネルギーリソース次世代技術構築実証事業」として、VPPの社会実装フェーズに移行しています。

アグリゲーターの2つの役割

VPP事業者は役割によって以下2種類に分類されます:

  • リソースアグリゲーター(RA):需要家と直接契約し、太陽光発電・蓄電池・EVなどのエネルギーリソースを遠隔制御する事業者
  • アグリゲーションコーディネーター(AC):複数のRAが制御した電力を束ね、一般送配電事業者や卸電力市場で取引を行う事業者

大手電力会社(東京電力HD、関西電力、東北電力、九州電力など)はAC・RA両方の役割を担うケースが多く、IT企業(NEC、エナリス)や商社系(豊田通商、伊藤忠商事)はRAとして専門性を発揮しています。

VPPが注目される3つの理由

1. 再生可能エネルギーの大量導入
太陽光・風力は天候により出力が変動するため、系統の需給バランス調整が課題。VPPは蓄電池やDRを活用して変動を吸収します。

2. 電力市場の自由化
容量市場(2024年度開設)、需給調整市場(2021年開設)などの新市場が整備され、分散型リソースを束ねて市場取引できる環境が整いました。

3. 脱炭素化とレジリエンス
再エネ比率向上とエネルギー安全保障の観点から、地産地消型の分散電源活用が政策的に推進されています。

主要プレイヤーと得意分野

電力会社系:東京電力HD、関西電力(E-Flow)、東北電力、九州電力などは、既存の発電・送配電インフラと顧客基盤を活かし、ACとしての市場取引と、RA業務の両方を展開。

IT・通信系:NEC、エナリス、SBエナジーは、IoTプラットフォームとDERMS(分散型エネルギーリソース管理システム)を自社開発し、RAとして高度な統合制御技術を提供。

商社・自動車系:豊田通商はEV・PHVの車載蓄電池を活用したV2G(Vehicle to Grid)アグリゲーション、伊藤忠商事は蓄電池供給・メンテナンスに強み。

ガス会社系:大阪ガス、東京ガスは家庭用燃料電池「エネファーム」や家庭用蓄電池を束ねたVPPを構築。

VPP市場の現状と課題

2025年現在、日本の一般家庭でのVPP導入はまだ限定的で、主に実証事業や先進的な企業での導入が中心です。商用化は進みつつあるものの、以下の課題が残されています:

  • 制御システムの高度化とサイバーセキュリティ対策
  • 事業収益性の確保(市場価格変動リスク、初期投資回収)
  • 需要家へのインセンティブ設計(DRへの協力意欲向上)
  • 電力市場の制度整備(インバランス料金、調整力評価方法など)

一方で、VPPは高い技術力と資本力が求められる領域であり、大手電力・IT・商社を中心としたプレイヤーによる寡占化が進む可能性があります。今後は再エネアグリゲーション、V2G、電力小売との連携など、収益モデルの多様化が鍵となるでしょう。

よくある質問

Q.VPPアグリゲーターとは何ですか?

VPPアグリゲーターは、太陽光発電、蓄電池、電気自動車などの分散型エネルギーリソース(DER)をIoT技術で遠隔統合制御し、電力需給調整市場や容量市場で取引を行う事業者です。リソースアグリゲーター(RA)は需要家と直接契約してリソースを制御し、アグリゲーションコーディネーター(AC)は複数のRAから電力を束ねて市場取引します。

Q.このデータはどのように取得されていますか?

データはリクエスト時にAIが経済産業省の公表資料、各社の公式発表、VPP実証事業の報告書などをWebクロールして収集します。経産省VPP実証事業(2016-2020年度)参加企業、需給調整市場・容量市場への登録事業者、各社IR情報などを総合的に分析し、最新の情報を提供します。

Q.どのような企業がVPPアグリゲーター事業に参入していますか?

大手電力会社(東京電力HD、関西電力、東北電力、九州電力)、IT・通信企業(NEC、エナリス、SBエナジー)、商社(豊田通商、伊藤忠商事)、ガス会社(大阪ガス、東京ガス)、自動車関連企業(日産、三井物産)など、多様な業種から参入しています。電力会社はACとRAの両役割を担い、IT企業はDERMS(分散型エネルギーリソース管理システム)、商社は蓄電池供給・V2Gに強みを持ちます。

Q.VPPアグリゲーターを選ぶ際のポイントは?

①対応エネルギーリソース(太陽光・蓄電池・EV・エネファーム等)が自社設備とマッチするか、②サービスエリア(全国/地域限定)、③市場参加実績(容量市場・需給調整市場での取引実績)、④導入実績規模(制御リソース数・出力容量)、⑤収益配分モデル(DR報酬、FIT卒業後の買取条件)を比較検討することが重要です。